個人向け国債の利率を計算する方式が2011年7月発行分から変更されるようです。財務省は今後、償還を迎える過去発行の個人向け国債を再投資してもらおうと考えて今回の対応を取ったようです。では、具体的にどう変わるのでしょうか?

現在、個人向け国債の利率計算は、「長期金利から0.8%を引いた金利」をもとに計算されています。しかし、今後はこの方式が、「長期金利×0.66」に変更されます。この変更により現在のような低金利状態では新方式の方が高い利率を提示できるようです。ただし、長期金利が2.35%程度を超えると前の方式のがお得な形になります。

個人向け国債の商品性については意見が分かれます。現在の日本の財政を考えれば日本国債も安全ではないと考える人もいます。そういった考えも理解できますが、日本国債が「紙切れ」になるという事態は想像できません。

個人向け国債は変動金利タイプのものもあります。そのタイプなら今後、財政悪化に伴い長期金利が急上昇していっても、それに合わせて変動金利型個人向け国債の金利も上がり、利益を得られます。

あと数年で予算が組めなくなる、政府負債が国内貯蓄を上回るなど言われています。その結果、長期金利の上昇はあっても個人向け国債が無効になるということはないだろうと思われます。(その時点での財務省はどう判断するかわかりませんが。)

利率は下がりますが、購入後、一定期間後に途中解約もできます。10年ものなら10年間、解約ができないということはないので安心できます。

日本国を信用している方には条件が良い商品だと言えます。