投資で損した場合の有利な税制

ほとんどの投資家の方は、源泉徴収ありの特定口座を開設されており、投資に関しての確定申告をしていないと思います。しかし、損失が出ている時に確定申告をするとお得なことがあります。どういうケースでしょうか?

上場株式等の金融商品で損失を確定した場合、3年間に渡り、その損失を繰り越すことができます。仮に2010年の株式取引で200万円の損が出たとします。その後、2011年、2012年、2013年で50万円ずつ利益が出ても損益通算をした結果、無税となります。しかし、2014年に50万の利益が出ると3年経過しているので税金の対象となります。(上記は、配当を除いて簡素化した例です。)

この制度を利用するには毎年、確定申告をする必要があります。上場株式の他、株式投資信託も対象となっています。まだ決済していない複数の銘柄が残っているのなら損失の繰越をしておくと後になって税金面で得をすることもあるということです。

確定申告の仕方、必要書類などは国税庁のホームページをご参照ください。

http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1474.htm

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