投資のプロに運用を任せたいという理由で投資信託を選ぶ方もいらっしゃると思います。確かに運用がうまくいけば儲けになりますが、気をつけなくてはならないのが、そのコストです。

通常、投資信託を購入すると3%程度の販売手数料を取られます。この手数料が販売先である銀行や証券会社の貴重な収入となっています。

その他に投資信託を保有しているだけで引かれていくコストがあります。これを信託報酬と言います。投資信託ごとに異なりますが、年間1.5%前後かかる投信が多いようです。

つまり投資信託を購入しても初年で4.5%前後の手数料を取られていることになります。仮に投資信託の基準価格が3%上がったとしても赤字になってしまいます。

そのため、この投資信託のコストを抑えることが、運用成績の向上につながります。

まず、販売手数料ですが、投資信託を購入する際はインターネット専業証券で探してみてください。投資信託によっては販売手数料が無料のものがいくつか見つかります。(これをノーロード投信と言います。)お探しの分野の投信でノーロードのものがあれば販売手数料を浮かせることが可能です。

もっともネット証券でノーロード投信が多いのは、人員をかけて投信の詳しい商品説明を行っていないからです。目論見書(もくろみしょ)などを見ても商品内容が理解できない場合は、販売手数料は取られますが、対面営業を行っている銀行、証券、郵便局で営業員から詳しい説明を受けて購入されるのがいいかと思います。

次に信託報酬ですが、これが低ければ確かに運用成績は上がります。しかし、単に低いほど良いというものでもなく投資信託の内容とバランスが取れているものを選ぶべきです。

ちなみに2000年に販売開始されテレビCMも行っていた投資信託である「ノムラ日本株戦略ファンド」は、信託報酬が1.9%かかります。これを許容できるかどうかは購入時の投資家の判断です。

「ノーロードで低信託報酬」だから言って必ずしも良い投資信託だとは言えませんが、投資信託選びの一つの基準にはなると思います。