NISA投資額、政府目標を3年前倒しで達成
日本証券業協会によると2022年に政府が作成した「資産所得倍増プラン」を3年、前倒しで達成したとのことです。
「資産所得倍増プラン」では2022年時点でNISA口座での買い付け額が28兆円だったものを5年後に56兆円に倍増させる計画でした。
日本証券業協会の集計によると2025年1~2月の買い付け額が銀行を含めた全金融機関で56.5兆円となり3年前倒しで目標を達成しました。
ただ、NISA口座数の目標は5年間で1700万件を3400万件に倍増させる計画ですが、現時点では2560万件となっており、まだ伸びしろがある一方で今後もNISA制度の啓発活動が求められます。
買い付け額が3年前倒しで目標達成したのは喜ばしいですが、新NISAは仮に株式を売却したり投資信託を解約してもその分の枠は翌年に回復します。
従って、ずっと持ち続けている株式や投資信託の買い付け額は若干、56.5兆円からは減少するかもしれません。
それでも買い付け額の目標を達成したのは立派です。欲を言えばNISA口座数の目標も達成したいところです。
各金融機関や日本証券業協会やJ-FLEC(金融経済教育推進機構)のような機関の今後の啓蒙活動に期待したいと思います。
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