銀行カードローンに金融庁が難色を示す
全国銀行協会は9月末からカードローンとアパートローンの残高を個別に分けて毎月、公表する方針とのことです。銀行カードローンの残高は6月末時点で約5兆7000億円となっており1998年以来の19年ぶりの水準です。
消費者金融が総量規制の対象になったのに比べ、総量規制のない銀行は消費者金融業社を傘下に収めノウハウを活かしカードローン残高を増やしてきました。
それによる弊害も見え始めたことから金融庁が金融機関に立ち入り検査をするケースも今後はありそうです。
金融機関側としては過剰な宣伝の自粛や収入証明書の確認などを行うと発表していますが、皆さんも御存知の通り、テレビCMでは未だにメガバンク系列のカードローンの宣伝が通常通り放送されています。
金融機関としては高金利で貸出ができる優良なビジネスですので市場を縮小させたくないのが本音かもしれません。今後の金融庁とどう渡り合うのか注目です。
話は変わりますが、銀行カードローンとは違いますが、できることなら使わないのが良いものがあります。
それクレジットカードのリボ払い制度です。現在、リボ払いをしている方は残りの残高にいくらの金利がかかるのか確認してみるべきです。カード会社はリボ払いを熱心に勧めてきますが、その理由がわかると思います。
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