クレジットカードによる積立投資上限が月１０万円になったが注意すべきこと

2024年3月26日

クレジットカードによる積立投資上限が月５万円から月１０万円まで引き上げられて早速、大手ネット証券各社が対応を開始しています。

投資信託の積立投資は金融機関にとっては余り旨味のある商売ではありません。ノーロード（販売手数料無料）で低信託報酬なのですから当然です。裏を返せば金融機関が勧めたがらない運用法だから投資家にとっては良い仕組みだとも言えます。

クレジットカードによる投資で証券会社によってはポイントがつくことがあります。ただでさえ儲けの少ない取引なのに顧客獲得競争のためポイント合戦をせざるをえないネット証券各社は頭が痛いことでしょう。

今は当然のようについてくるポイントですが、おそらく今後はポイント減などの制度変更が各社で行われる可能性が高いと思います。

ポイントの良し悪しで証券会社を選ぶ基準にするのは余りオススメできません。将来的にそのポイント制度が維持できるか不明だからです。

さて、クレジットカードによる積立投資上限が１０万円になって注意すべきことは、無理のない範囲で投資をするということです。

毎月１０万円を出せる余裕のある方なら心配ないですが、つみたてNISA時代に月３．３万円を投資していた方は２０２４年から開始した新NISA制度で毎月の投資金額を増額した方も多いと思います。

クレジットカードによる支払いのため投資額に強気になってしまう面もあると思いますが、生活の支障のない無理のない範囲の投資金額を見つけて投資を継続してください。

無理してNISAの投資金額を増額して他の生活に影響が出てしまったら元も子もありません。