数ある投資リスクの中でもプロの投資家が特に重視するのが、この流動性リスクです。余り馴染みのないリスク名ですが、実はこのリスクで多額の損を被るケースは頻繁にあります。この流動性リスクとはどういうものなのでしょうか?

流動性リスクとは、「買いたい時に買えず、売りたい時に売れない」リスクのことです。例えば現在、地方の不動産は条件に見合う買い手がなかなか現われず、売却価格がどんどん下がっていきます。

自分は買いたい、売りたいのに相手が現れないと希望の価格で売買できません。予想外の値段で取引を行わざるを得ず、損失を被るケースが出てきます。

証券取引所に上場されている株式でも取引が活発な銘柄は、流動性があり投資家も安心して売買できます。売買したい時に取引ができるからです。しかし、取引の薄い、流動性の低い銘柄は予想外の値段が付く可能性が高まります。

金融商品に投資する際には、いざ換金する時にスムースに行くかどうかも考慮に入れるべきです。様々な金融商品がありますが、換金時に流動性がなく、最後に大損するケースも見受けられます。

最近、PTSというサービスを行う証券会社が増えてきましたが、このサービスはどれだけ参加するプレーヤーがいるかが成功の分かれ目です。買いたい時に買え、売りたい時に売れる。当たり前のことに聞こえますが、実際の金融取引では必ずしもそうならないこともあることは、覚えておくべきだと言えます。